智積院の見どころ

智積院について

京都にはたくさんの寺院があり、智積院もその中のひとつになります。智積院は、京都市東山区にある約3000もある真言宗智山派の総本山のお寺で、正式には五百仏山根来寺と言います。総門・本堂・大書院は江戸時代のものになる歴史深い寺院になります。京都にはすばらしい庭園が豊富にあることで有名ですが、智積院の庭園は東山随一の庭園や利休好みの庭とも言われている名勝庭園があります。庭園は大書院に面して築山を背景としていて、築山からの滝の水を受ける南北に細長い池がある庭園になっています。この庭園は春には色鮮やかなサツキツツジの花を見ることができ、秋には美しい紅葉を楽しむことができ庭園に華やかさが添えられていてとても見ごたえがあります。

冠木門(かぶきもん)

宗祖弘法大師千百五十年御遠忌を記念し、昭和59年(1984)3月1日に、智積院檀徒より寄進されたものです。四季折々の草花との冠木門は敷地に入ってすぐの所にあります。個人的に木のぬくもりのある質素な冠木門は智積院のイメージとしてあります。

 

四季折々の草花

智積院の紫陽花

夏には見事な青もみじを見ることができ、あじさいエリアには梅雨の時期になるとたくさんの紫陽花が咲き誇るので、1年を通して四季折々の草木を愛でることができます。常にこまめに清掃されているので、綺麗な境内が維持されている点も見どころになります。

 

利休好みの庭

利休好みの庭

庭園もとても風情があり一度は見ておく価値があるのでおすすめです。智積院の庭園は、江戸時代からの庭園の様相を残しているため、昭和20年に国の名勝に指定されています。隣接している大書院から見る名勝庭園は圧巻で見ごたえがあります。観光客が少ない寺院になるのでゆっくり美しい庭園を見ることができる点も魅力になります。

 

国宝・重要文化財などの貴重な品々

智積院は庭園の他にもみどころがたくさんあります。大小の障壁画の国宝や多くの宝物や高僧の著作など貴重な書が伝えられてます。収蔵庫の中には国宝指定の桜図・楓図と重要文化財指定の松雪の図などの貴重な襖絵があります。桜図は、金箔をふんだんに使用した絢爛豪華な色彩を背景にして、力強い桜の大木を描いている襖絵になります。絵具を盛り上げる手法を用いて描かれているものになり、桜の繊細な花びらを一枚一枚大胆に表現しています。楓図は桜図と同じような豪華さがあり、楓の古木が枝いっぱいに広がった様が描かれていて圧巻です。どの襖絵もとても華やかになり、見るものすべてを圧倒させる迫力があり安土桃山時代の文化に触れることができます。収蔵庫の中では襖絵に関する案内放送が流れているので、襖絵に関してあまり詳しくない方でも楽しめる工夫がされている点も嬉しいポイントになります。館内はとても静かなので、騒がずにゆっくり静かに鑑賞してくださいね。

長谷川等伯

智積院には、大小の障壁画などの国宝をはじめ、多くの宝物や高僧の著作など貴重な古文書が伝えられています。中でも収蔵庫には長谷川等伯一門による「桜図」「楓図」をはじめとする桃山時代(十六世紀)の数々の障壁画が大切に収められています。長谷川等伯は、漢画に大和絵の手法を取り入れ、優美な表現で御用絵師として活躍した人物です。彼らが活躍した安土桃山時代においては、豪華絢爛であり華麗な作風が人気を集めていました。それは織田信長や豊臣秀吉らに好まれていたことが理由であり、長谷川等伯も、このような権力者たちが好むような華麗で装飾性の高い作品を描いていたのです。特徴としては緊迫銀箔などを貼り、豪華絢爛に仕上げていました。  

大書院

庭園の横にある大書院には布袋唐子嬉戯の図という少しユニークな珍しい展示物があります。布袋唐子嬉戯の図は大正6年に描かれたものになり、寺院に訪れた際には見ておきたい展示物になります。金堂と明王殿があり、無料で拝観することができます。金堂は空海生誕1200年を祝って昭和50年に建てられたものになり、本尊と大日如来が祀られており、明王殿には不動明王が祀られています。

 

智積院ライブカメラ

智積院では参道や庭園をライブカメラで配信しています。境内の花や木々の様子、開花状況や日々の天候などリアルタイムでご覧いただけます。ライブ配信確認し、人がいなければ、チャンス!!利休好みの名勝庭園を独り占めできるかもしれません。雪が降った時の庭園や夕焼けのシーンは特に見て頂きたいと思います。
配信は毎日午前5時30分から午後6時まで

 

智積院で朝拝体験

智積院で朝拝体験

早朝の清らかな空気の中、非日常体験から一日をスタート。境内散策では国宝の数々、長谷川等伯、久蔵筆の障壁画と名勝庭園他を堪能することができます。日々の感謝と生かされているありがたい命、きっと新たな気づきがあると思います。そんな宿坊ならではの朝をご体験ください。 ※当プランは大人様のみご利用いただけます。

 

智積院会館(宿坊)

京都東山の地にある真言宗智山派の総本山智積院。智積院会館の中にある宿坊は誰でも宿泊することが可能です。昭和41年(1966年)に建設された宿坊は老朽化のため、2020年には装いを新たに、生まれ変わりました。洋室や和洋室など多様なお部屋で、より快適にお過ごしいただけます。世間の喧騒を離れて、400年前から変わらぬ、朝のお勤めへのご参拝、僧侶による名勝庭園や長谷川等伯一門の国宝の障壁画のご案内など、非日常が体験できます。

 

智積院茶寮 桔梗(レストラン)

智積院茶寮 桔梗

寺院内にあるレストランは、ちょっと休憩したい時に利用するのに最適です。また、京都を代表する精進料理を堪能することができるので、本格的に京都を満喫したい方は精進料理をご予約することをおすすめします。

 

精進料理

精進料理

総本山智積院の正式名称は「五百佛山 根来寺 智積院」。紀州(現在の和歌山県)の根来寺の塔頭寺院(大寺院の中にある寺院)だった智積院は、故あって1601年(慶長6年)洛東の現在地に移りました。精進膳にある根来汁は、智積院へ脈々と続く伝統ある精進料理です。 仏さまにお供えしたものを具材にした汁物であずきが入っているのが特徴です。

 

拝観時間・拝観料

[受付時間]午前9時 ~ 午後4時
[拝観料]大人 500円 高校生 300円  中学生 300円  小学生 200円
※団体割引(それぞれ20名以上は1名につき50円引き)

 

智積院へのアクセス

〇JR京都駅よりバス10分、東山七条下車
 市バス206・208・100・106・110・86・88系統
〇京阪七条駅より徒歩約10分

 

智積院の周辺観光情報

京都国立博物館まで徒歩約5分
明治30年5月に開館した、独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館。平安時代から江戸時代までの京都の文化財から、東アジアの美術品まで様々なものを収蔵しています。平成25年に竣工の「平成知新館」では常設展を、開館当初の本館である重要文化財「明治古都館」では特別展が行われています。レトロな洋館と近代的な建物が隣り合う、外観も魅力的な場所です。

蓮華王院 三十三間堂まで徒歩約5分
南北にのびる本堂内陣の柱間が三十三もあるという特徴から呼ばれています。ご本尊「千手観音座像」の周りには、「風神雷神像」「二十八部衆像」が並び、堂内全体は千体もの「千手観音立像」が並びます。観音像には、必ず会いたい人に似た像があるとも言い伝えられており、本堂を含めこれらすべてが国宝に指定されています。

 

智積院から有名観光地へのアクセス

 

智積院の境内図

智積院境内図
 

スタッフのコメント

京都の地元の人でもあまりしられていない、智積院は本当に穴場の観光地であると思います。近くには京都国立博物館、三十三間堂、豊国神社もあり文化財の宝庫でもあります。見どころの多い広い敷地には四季折々に彩る草花などが出迎えてくれます。京都駅からのアクセスも良く、市バスを使うと便利ですし、智積院を観光した後は清水寺・祇園などの有名観光エリアへもすぐに行くことができます。智積院は、全国から僧侶になるために住み込みをして修行生活をしているお寺で、学山智山と呼ばれることがあります。はるか昔の江戸時代には一人前の僧侶になる資格を得るために20年もの間、智積院で生活をしていました。多い時で全国から約1200人の僧侶が居住して、その方々が居住するための寮が数多くあったようです。