京都の料亭・会席ランチなど【絶対におすすめ】ランキング

2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された和食。こういった経緯として、和食は料理として登録されたのではなく、和食の文化が評価されたことがポイントです。和食にはフレンチやイタリアンのような派手さはないかもしれません。しかし、四季の美しさを表現できるのは和食ならではの魅力があり、素材の味合いを活かす調理・技術の賜物といえます。

京料理

盆地でもある京都は海からも遠く海産物に恵まれていませんでした。野菜や保存が効く乾物、大豆などの素材を活かした京都ならではの食文化が育まれてきた。また、政治の中心でもあったため中国や外国からの文化が入ってきて京都ならではの発展をしてきました。京料理とは京都の文化と共に歩んできた食文化と言えるでしょう。

木山

引用：一休レストラン「木山」

幾重にも重なるさざ波のような、心地よい余韻が和の真髄へと誘う料理。「木山」のもてなしは、一杯の白湯を出すところから始まります。それは、店をつくったときに掘った井戸から汲んだまろやかな水。そして、この水を使い、一組ずつ真心をこめて鰹節を削り、だしをとります。目の前で削られる鰹節の音は心地良く、温めた昆布だしと合わせて濾すと馥郁たる香りが漂います。引き立てのだしを使い、旬の食材とあわせた椀ものはこの店の華。顔の見える生産者から届く食材の持つ力を生かし、丁寧につくられた料理の数々も日本の季節をしっかり感じさせてくれます。〆の食事は季節の小丼、じゃこごはん、お雑炊の三種から選ぶ楽しさも。 “水”と“だし”にフォーカスした日本料理の真髄。

木山 (キヤマ) 
[住所]京都府京都市中京区絹屋町136 ヴェルドール御所 1F
[料金]ランチおまかせコース- 14,520円（税込）
[概要]https://restaurant.ikyu.com/110411/

未在

引用：一休レストラン「未在」

飽くなき向上心の果てに生み出される未在の世界に酔いしれる京料理。京都・円山公園内の瓢箪池を渡り、坂道を上がると「未在」が雅趣に富んだ佇まいいの店舗。「未在」とは、禅語で“未だ此処に在らず”という意味で、修行に終わりはなく、常に向上心を持って上を目指し続ける店主 石原仁司氏の思いが込められている。未在では、茶事と料理屋の良い部分を併せた石原氏独自の“茶懐石”を味わうことができる。京都のここでしか体験できない、石原氏の作り出す世界感に包まれながら、安らぎを得るような至福のひと時をぜひ。

未在 (ミザイ) 
[住所]京都府京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町613 円山公園
[料金]茶懐石（未在流献立）コース-66,000円（税込）
[概要]https://restaurant.ikyu.com/113033/

美濃吉本店 竹茂楼

引用：一休レストラン「美濃吉本店 竹茂楼」

完全個室のお部屋で竹林をみながらくつろぎのひとときを。享保元年 三条河原で腰掛茶屋を開いたのが「美濃吉」の始まりと伝えられている。美濃吉は江戸時代に京都所司代より「川魚生洲八軒」として許可を得たうちの一軒。苔むす竹林の庭には小川が流れて、静かな山里を感じさせる小さな滝や湧き水が設けられ、それぞれ趣の異なるお座敷からの四季折々の眺めは、やすらぎの景観。四季折々のしつらいが施された情緒溢れるお部屋で、伝承の川魚料理・伝統の京懐石を堪能できる。

美濃吉本店 竹茂楼 
[住所]京都府京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町613 円山公園
[料金]【京都美食めぐり2023秋】特別懐石（個室確約）12,000円（税込）
[概要]https://restaurant.ikyu.com/100771/

南禅寺参道 菊水

引用：一休レストラン「南禅寺参道 菊水」

世界で愛されるオーベルジュに和の心を添えた世界観。長年、料亭旅館として愛されてきた「菊水」が、「食と時を味わう別邸」として新たな時を刻み始めた。広大な面積を誇る庭園と唯一無二の和と洋が織りなす味覚の融合が人々を魅了。新進気鋭の空間デザイナーが手掛けた上質な雰囲気の中で、特別な時間を是非。

南禅寺参道 菊水
[住所]京都府京都市左京区南禅寺福地町31
[料金]南禅寺名物 湯豆腐会席 全7品　7,260円（税込）
[概要]https://restaurant.ikyu.com/105511/

会席料理

会席料理は、コース料理のように一品ずつ順番に出てきます。 前菜が出てから、煮物、刺身、焼き物、最後にご飯と汁物の順に出てきます。 結婚式や宴会などをイメージして頂くと分かりやすく、一品ずつ出てくるのが会席料理となります。

料亭とは

料亭は、日本の歴史や文化に根付いた形式的な食事体験を提供する場所であり、特に季節感や風情を重視した和食を提供しておもてなしをする場所です。格式ある雰囲気や伝統的な日本の建築様式を持つことが特徴で、木造の建物や日本庭園、襖（ふすま）や障子（しょうじ）などの伝統的な価値の有る部屋の造りが特徴でもあります。料亭には個室が用意されていることが多く、大切なお客様をもてなす場合や接待などに用いる場合が多く、プライベートな雰囲気で食事を楽しむことができます。友人や家族との集まり、接待や会食に利用されることが一般的です。

和食の歴史

歴史は非常に長く、多様な要素が組み合わさって発展してきた和食。時代によって少しずつ現代の和食に近づいていきます。

日本列島に住んでいた縄文時代の人々は、主に狩猟、採集、漁業によって食物を得ていました。木の器や土器を使い、狩猟した肉や魚、野菜、果物を食べていました。縄文土器や稲作文化が伝わってきた時代ですが、こんな時代ですので、魚や獣の肉を焼いて塩や野菜などを食べたぐらいですので、和食とは言い難いように思います。その後、奈良飛鳥時代には包丁が出土されていますので、それなりに和食の調理方法や技術が発達してきたといえます。

その後、平安時代に入ると中国からの文化が入ってきたり鎌倉時代に入ると禅僧などに関連した精進料理なども広まっていきます。また、安土桃山時代にはいると南蛮貿易の関係から砂糖なども入ってきて大きく食文化が変化していきます。

インバウンドと和食

外国からの訪問者が日本で和食を楽しむことが日本に来る一つの目的となっています。京都の伝統的な食文化や料理を体験することで、訪問者は日本の文化や風土を深く理解することができます。特に人気のある寿司、天ぷらなどですが、最近では和牛などの高級食材の人気も高いようですが、今話題を集めているのが、観光向けの店舗ではなく、本当の地元の人が来店しているお店を探すのが人気のようです。

和食の持っている特徴

多種多様な素材とその持ち味を活かす

日本の国土は海に囲まれ南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられてきました。その、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具も発達してきました。

栄養バランスを考慮した健康的なスタイル

日本の食事スタイルである「一汁三菜」、和食は多くの場合、野菜、魚、豆類、海藻、ご飯などがバランスよく摂取されることが特徴です。これらの食材を組み合わせることで、必要な栄養素を摂ることができます。その上で、「旨味」を上手につかうことによって動物性の油を使わないことが長寿や肥満防止に役立っているようです。

季節の移ろいを大事にした自然の表現

四季折々の素材や表現や器などを用いて季節を表した料理を出したりして季節感を大切にしている。夏は涼しげに泳ぐ魚に見立てた鮎の塩焼きなど風情がある。