京都川床【ホテルスタッフ厳選】絶品料理を満喫

川床といっても様々なジャンルのお店があってよくわからない。 貴船、鴨川、高雄などのエリアに分かれていて実際どこへ行けばいいかわからないし、場所もよく知らないという方も多いと思います。 この記事ではアクセス方法やおすすめのお店や歴史、人気の川床料理や周辺の観光スポットも網羅した情報をご案内しようと考えました。 貴船は京都の奥座敷でめったに行けない避暑地で、川のせせらぎを聞きながら頂く川床料理は格別です。

京都の川床について

京都では6月に入ると、梅雨入りして蒸し暑い日が続き、いよいよ祗園囃子の練習が室町界隈で聞こえてくる季節になってきます。 懐石料理店では、季節の風情を大切にして、6月に入ると食材や器が夏用に変わり、設えも夏座敷から夏座布団に変わります。 また、器は切子や、青竹等が多く使われるようになり、京野菜「賀茂茄子」もそんな初夏の素材のひとつです。

よく出てくるのが賀茂茄子田楽、のしぎ焼きなど、賀茂茄子はきめ細かな果肉がぎゅっと詰まっていて歯ごたえがよく、果物のような瑞々しい独特の食感です。 ところで、京都では夏の風物詩で鴨川の川床は有名でたくさん料理屋が出ていますが、市街から少し外れた貴船にも川床の料理屋さんが数軒在り、京都市内より気温が４、５度低く涼しさを楽しめます。

「貴船川床エリア」「鴨川川床エリア」「高雄川床エリア」に分かれていて、それぞれに特徴があり目的に応じて自分にあったエリアを選ぶのが良いでしょう。

川床料理について

川床の料理は先付・鮎の塩焼き・お刺身・天麩羅・水菓子(メロン)などが定番です。
外で楽しむ食事は格別ですし、川のせせらぎがBGMになってゆっくりと食事を楽しむことができます。
「貴船川床」：京の歴史ある避暑地
「鴨川納涼床」：みんなでワイワイ!!
「高雄川床」：嵐山方面の穴場

ネット予約では川床エリアの詳細がわかりやすく説明されていて、どのお店も歴史があって特別な時間を過ごせます。また、空席がひと目で分かり、簡単に予約できます。大切な人との京都観光や記念日、デートや取引先との接待・食事会、など自分に合った厳選店を見つけましょう。

日帰りバスツアー

『クラブツーリズム』では、夏の京都を満喫できる川床プランが充実しています。京の奥座敷「貴船で」美しい青もみじを見ながら美味しい京料理に舌鼓を。非日常な空間が体験できます。 様々なプランも充実していて参加がすべてお一人様という新しいスタイルの『ひとり旅 』のツアーはとっても人気があります。 大阪府、奈良県、兵庫県,和歌山県などの関西圏に住んでいる人にはバスツアーがおすすめです。 貴船のランチと貴船神社、下鴨神社の糺の森、岩倉実相院の「床みどり」も楽しめる満喫内容となっています。

貴船川床について

貴船川床の歴史は浅く、叡山電鉄が開通して交通が便利になったのをきっかけにお店が増えたようです。はじめは小さなお茶屋さんが多かったのですが、次第に今のような川床に変化して行ったようです。また、水の神様の貴船神社も近くにあり、夏の京都に来た際にはぜひ行ってみたいスポットですね。

鴨川納涼床について

鴨川は市街地に近く店舗も多いのでみんなでワイワイ楽しむには最適で店舗も多く選択肢の幅が広がります。 二条から五条の西岸に床を組んで営業する夏の風物詩「鴨川川床」は5月から9月末まで。夜には川床の提灯のあかりや、鴨川に等間隔に並ぶカップルがロマンチックな雰囲気を漂わせます。

鴨川納涼床の歴史

鴨川納涼床の歴史は豊臣秀吉が関係しているといいます。戦国時代の乱戦が落ち着き京都の街の復興に取りかかります。三条大橋の建築中、その周辺にお店ができたものが鴨川納涼床の始まりとされているようです。

鴨川納涼床のおすすめ店

オススメは中国料理の『菫（すみれ）』 木屋町の団栗橋を下がったすぐの所にあり、今の季節は鴨川名物の床もあるので川のせせらぎを聞きながらのお食事も楽しめます。 店内もとても落ち着いた雰囲気でゆっくりした時間がすごせます。 何より新鮮な素材をいかしたお料理が絶品です。

メゾン・ド・ヴァン鶉亭

このお店で提供されるニュイ・サン・ジョルジュ・アンリュドショーは、透明感がある鮮やかなルビー色が非常に美しいワインです。口に含んだ瞬間には、凝縮されたタンニンと程良いのどごしが口いっぱいに広がりました。繊細な味わいなので、ミネラルが充分に含まれているのが分かります。重厚感よりも、エレガントさを感じることが出来る造りとなっていて、とても華やかな仕上がりです。料理で美味しいのが、フォアグラのソテーです。

フランボワーズの風味が漂う赤ワインソースが添えられていて、何とも言えない上品な仕上がり。シェフにこの料理について話を聞いてみると、ハンガリー産であるガチョウのフォアグラを丁寧にソテーしたということでした。表面はしっかりとしたフォアグラとなっていて、中にはねっとりとしているフォアグラが入っています。フランボワーズのソースとの相性が非常に良くて、エレガントな味のワインと相性抜群です。限定のコース料理のBコースを注文したのですが、前菜は、まさにこれからコース料理がスタートするのだという気持ちにさせてくれる、フレッシュな味わいで、オマール海老のプリプリの食感が楽しく、甘みと旨味の両方を感じることがました。備え付けの枝豆も美味しくてフレッシュな味わいでした。料理が運ばれてくるタイミングが非常に良くスタッフの気遣いが感じられ、心地良いスピードでコース料理を食べることが出来ました。夏野菜がたっぷりと入った彩り豊かなサラダは、コーンや緑黄色野菜がたくさん入っていて嬉しく、フォトジェニックな見た目に劣ること無く、味も美味しかったです。メインのうなぎの蒲焼が乗ったライスコロッケは、赤ワインを使って蒸していて美味しかったです。もちろん、料理のみならず景色も最高だったのでが、鴨川に吹き抜けいていく夜風を感じながら、京都の夜の景色を満喫することが出来たと言っても過言ではありません。普段はなかなか京都でディナータイムを楽しむということはありませんが、こうして納涼床を楽しむためにわざわざ京都を訪れるのも良いものだと思いました。一人で納涼床を楽しんだわけですが、鴨川の美しい景色を眺めていると、心身ともにリフレッシュすることが出来ます。

高雄川床について

高雄は清滝川沿いに作られた桟敷で愉しめ、自然と共にいつもと違う時間が流れる別世界を味わうことができます。 あまり知られていないのが高雄川床と神護寺・高山寺などの有名な観光スポットもあり秋には紅葉が素敵ですが、紅葉の名所は青もみじの名所と言われるように初夏の青もみじと京料理を食すのも粋なものです。 食事をする所は貴船のように川の上に直接座るスタイルではなく、川の横にお座席を設け、川のせせらぎを眺めながら食事をするスタイルとなります。 あまり知られていないのが高雄川床。 神護寺・高山寺などの有名な観光スポットもあり秋には紅葉が素敵。 交通のアクセスはあまり良くなく、鉄道はなく京都バスか送迎バスとなる。 食事をする所は貴船のように川の上に直接座るスタイルではなく、川の横にお座席を設け、川のせせらぎを眺めながら食事をするスタイル。

川床体験のアドバイス

比較的低料金で川床体験できるシーズンがあります。それは、６月に入ってからの梅雨のシーズン。しかも、平日はランチの時間帯です。お店にとって空席は埋めたいわけですね、普通。川床を楽しむのであればお料理は必然的にコース料理となってきます。価格も一万円前後と割高です梅雨の平日であれば、比較的すいていますね。嵐山に川床はありません。伝統文化である「鵜飼」ならありますよ。

川床(かわゆか)と納涼床(のうりょうゆか)の違い

京都には川床文化が存在している。 呼び方は川床(かわゆか・かわどこ)などと言われているのが一般的。 どちらが正しい呼び方かというと、どちらも正しい。 地域によって変わり、場所によって呼び方が違う。 京都観光された方が川床へ行ってきたというお話をよく聞くが、京都の中心にある鴨川の横にあるのは厳密には納涼床という。 鴨川沿いのカフェに行って一休みしただけでは、川床に行ってきたことにはならない。 せっかく京都に来たのであれば、本物の「川床」を楽しもう。 手を伸ばせば川のせせらぎを感じることができる。 あと、貴船や高雄は京都の山奥にあり、真夏の京都市内は35度。貴船・高雄はだいたい25度程でその差は10度で、まさに天然のクーラー！！ 貴船・高雄は川床(かわゆか) 川の真上に床があり、手を伸ばせば川のせせらぎに手が届く。 鴨川では納涼床(のうりょうゆか) 鴨川沿いにお店があり、床は高く川のせせらぎには手が届かない。

海外の富裕層に人気の川床

京都駅からタクシーで直接行くケースも増えています。 お昼でもコースとなると、8,000円〜10,000円ぐらいになり、グループで行くとそれなりの金額になりますが、インバウンド需要の恩恵で日本人よりも外国人の人が多いとも言われます。 それだけ魅力がある川床を是非、楽しんでください。シーズンによってはホタルも見られますし、暑い京都には最適な体験となります。

宿泊ホテルからの送迎バス

おすすめのパターンはこちら。 ホテルでの宿泊プランに川床料理がパックになっています。 こちらは宿泊ホテルへ送迎バスが来てくれますので大変便利です。

川床の定番料理について

京都の夏の定番といえば、鱧落としですね。夏になるとスーパーで「鱧落とし」が売られます。酢味噌か梅肉でいただきます。私はあっさりの梅肉派です。その他には先付・鮎の塩焼き・お刺身・天麩羅・水菓子(メロン)などが定番。京都市に隣接している亀岡市から流れている川「保津川」の鮎が有名。 昔の話ですが保津川の天然の鮎は皇室に献上されるほど美味しく、北大路魯山人も生きたままで東京まで運ばせたという話も聞きます。 美味しんぼで山岡士郎が対決のために用意したのが保津川の鮎を出したという話も私の記憶の片隅に残っております。しかし、残念ながら環境の変化により天然の鮎は見られなくなったと聞きます。 その鮎を食べることが出来るかは知りませんが、どのお店も自慢の料理を提供してくれるはず！！ 基本は和食ですが、最近は鴨川周辺の川床では韓国料理・イタリア料理などのおしゃれで様々なお料理を楽しむことができます。 京都ではすき焼きで有名な「モリタ屋」でも川床が楽しめます。

冬の貴船も風情がある、火床

山の食材の数々をお鍋や会席などで愉しめる。 なかでも「ぼたん鍋は」ぜひお召し上がりいただきたい。 古くから伝わるお店の赤み仕立ての汁は最高。 京都へ行く交通手段として飛行機で京都へ来られる人がいると思います。そういった方には関西空港から京都へのアクセスや大阪空港(伊丹空港)から京都へのアクセスも知っておきたい重要な情報ですよね。

あとがき

2018年9月の貴船地域の台風では、台風の影響で倒木などの影響で貴船地域が停電になっており、店舗が一時休業せざるえない状況になっていました。 貴船の次の駅の蔵馬では毎年恒例の行事である「鞍馬の火祭り」はあいにく中止となってしまいましたが現在は復旧していますので、ご安心ください。 旅行が貴船だけの目的であれば、貴船エリアで宿泊先を探せばよいのですが、京都にはその他にも魅力的な観光スポットが数多くあります。 その場合は京都駅を拠点にすると清水寺・祇園・伏見稲荷大社など有名観光エリアへもスムーズに行くことが可能です。 初めにも紹介しているように、右源太・左源太には京都駅からの送迎バスがありますので、こちらも検討しても良いのかもしれません。 京都観光が終わって往来バスで一眠りしたり、車窓を楽しみながら京都市内の雰囲気を味わうのも旅の楽しみですね。 京都駅周辺のホテルなら駅に到着後、すぐに荷物を預けて身軽になりすぐに観光に出かけられる。

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