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京都観光で必見の四大行事とは?京都三大祭り・五山の送り火をご紹介

観光

京都では1年を通して多様なお祭りが開催されており、なかでも京都三大祭りとよばれる「葵祭・祇園祭・時代祭」加えてお盆に開催される「五山の送り火」が京都四大行事として有名です。今年2023年は休止中だった祭事が復活し、京都四大行事を十分に観覧できる一年になるでしょう。4年ぶりに開催が決定し期待が高まる「葵祭・路頭の儀」をはじめ、京都四大行事の概要・開催情報をご紹介します。

歴史の町、京都に住む人々の生活に根付いたお祭り文化

京都では日々多様なお祭りが実施されており、年中行事を通して季節の変化を感じ取れるような環境が整っています。その中でも京都三大祭りと言われる春の「葵祭」・夏の「祇園祭」・秋の「時代祭」、加えてお盆に開催される「五山の送り火」は合わせて京都四大行事と言われており、多くの観覧客が訪れる歴史的な行事として有名です。

京都で行われるお祭りには1,000年以上の歴史があるものが複数あり、京都三大祭りの中で最も長い歴史がある葵祭は、約1,500年前に始まった伝統行事とされています。人々の生活様式に根づいたお祭り文化の魅力は多分にありますが、とくに古くから受け継がれた衣装はたいへん美しく、日本の伝統的な美意識を感じることができるでしょう。

近年では新型コロナウイルスの影響で開催中止、もしくは内容が一部変更される祭事が多くありました。しかし2023年4月時点の京都観光オフィシャルサイトによると、葵祭の「路頭の儀」・祇園祭の「山鉾巡行」が平年通り開催されることが発表されています。開催内容については順次更新される場合があるので、京都府の観光情報からリアルタイムの開催情報をご確認ください。

京都四大行事ー葵祭ー

葵祭では、新型コロナウイルスの影響で中止されていた「路頭の儀」を4年ぶりに開催することが発表されました(2023年4月時点)。平安貴族の装束を身にまとった総勢500余名の人々が通りを闊歩する行事で、さまざまな装飾が施された牛車を引きながらの行進は見ごたえがあります。祇園囃子に合わせて京都府内を巡行することが風物詩になっているお祭りです。ちなみに祭事に使用される葵は、京都市内にある下鴨神社と上賀茂神社から毎年奉納されています。

葵祭の開催日程

2023年の葵祭は平年通り5月初旬から開始されます。前儀とよばれる様々な儀式から1日には競馬足汰式、3日には流鏑馬神事、4日には斎王代女人列御禊の儀など、様々な前儀が上賀茂神社や下鴨神社で実施されます。お祭りのハイライトである路頭の儀は5月15日に開催される予定です。

葵祭を観覧する際の注意点

行列が形成される地点は混雑が予想されます。無料で観覧できる行事ですが、路頭の儀を間近で観覧したい場合は京都市観光協会から販売されている有料観覧席を利用するのもおすすめです。また、開催当日は京都御所から下鴨神社、上賀茂神社までの行列行進に伴って交通規制が実施されるので、自家用車または公共交通機関などを利用する場合は時間に余裕を持って出発するとよいでしょう。

<開催情報>

・お祭り名:葵祭

・開催予定日:2023年5月15日(月)

・開催時間:10:30~15:30

・開催地:京都御所、下鴨神社、上賀茂神社

※路頭の儀は京都御所より下鴨神社を経て上賀茂神社へと、約8キロの道のりを行列が巡行します。

・公式ホームページ:https://ja.kyoto.travel/event/major/aoi/

京都四大行事ー祇園祭ー

祇園祭は日本三大祭のひとつに数えられ、無病息災を祈願する儀式として西暦869年に始まったとされるお祭りです。毎年7月1日から1か月間にわたって、八坂神社で開催されます。

祇園祭の山鉾巡行

祇園祭の「山鉾行事」は、夏に発生しやすい疫病を除けることを祈願して行われている行事です。祇園囃子が奏でられ、それぞれ異なる装飾が施された山鉾が京都市内を巡行する祭礼が特徴的で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

2014年からは前祭と後祭の2回に分け、合計34基の山鉾が京都市内を巡行している様子が見られます。2023年の山鉾巡行は前祭が7月17日、後祭は7月24日が開催予定日となっています。

祇園祭の宵山

巡行前には山や鉾を組み立てる「山建て」「鉾建て」、組み立てられた山鉾を鑑賞できる「宵山」という祭事が実施されています。山建て・鉾建ては、7月10日~14日・18日~21日にそれぞれ実施されます。祇園祭で巡行している山鉾は大きいもので1基あたり10トン以上の重量があるとされており、釘を使わない「縄がらみ」という伝統技法で組み立てられていることが特徴です。宵山は、7月14日~16日・21日~23日に実施される祭事です。山鉾巡行の前夜祭にあたる祭事であり、祇園囃子が流れる中で山鉾を鑑賞する集まりとして毎年多くの観覧客が訪れています。

<開催情報>

・お祭り名:祇園祭

・開催予定日:2023年7月1日(土)~31日(月)

・開催時間:各イベントにより異なる

・開催地:八坂神社、京都市内各所

・公式ホームページ:http://www.gionmatsuri.or.jp/

京都四大行事ー五山の送り火ー

五山の送り火は毎年、お盆終わりである8月16日に開催されており、京都にある五つの山に送り火を灯す祭事です。送り火には先祖の供養や生きている人の無病息災といった意味が込められ、点火前にはそれぞれの場所で読経や念仏などが行われます。

送り火の形は大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形の5種類で、開催当日はそれぞれの送り火が順次点火されます。いずれも50メートル以上の火床が組まれており、京都市内の各地から空を彩る送り火の様子を楽しめます。

五山の送り火を観覧する際の注意点

午後8時から大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形の順に5分おきに点火が開始され、各山ともに火が灯る時間は30分程度です。京都の街は人であふれ移動も大変ですので、事前に鑑賞スポットの下調べをしておくとよいでしょう。早めに出かけたり、下見をしておいたりするのがおすすめです。なお開催当日は、雨天・強風などの気象条件によっては、点火時刻の変更が行われる場合があり、また点火場所となる各山への登山は禁止されますのでご注意ください。

護摩木志納の受付

五山の送り火が開催される前に、護摩木の受付が行われます。自分の名前と病名を記した護摩木が送り火で焚かれることで病が治るという信仰があり、焚かれた後の消炭を粉末にして飲むと持病が治るという言い伝えもあるようです。護摩木は点火資材の一部として使用され、開催当日に焚き上げられます。

護摩木の受付は送り火の種類ごとに決まった場所と日程で行われます。ただし、受付状況によっては予定より早く募集が終了することもあるようです。2023年における護摩木の受付場所、日程は京都五山送り火連合会のホームページでご確認ください。

<開催情報>

・お祭り名:京都五山送り火

・開催予定日:2023年8月16日(水)

・開催時間:20:00~20:50

・開催地:京都市内各所

・公式ホームページ:https://ja.kyoto.travel/event/major/okuribi/

京都四大行事ー時代祭ー

時代祭は平安遷都1100年を記念して1895年に始まった祭事で、毎年10月15日から10月23日にかけて平安神宮でとり行われています。時代祭のなかでも10月22日に開催される「時代風俗行列」は、約2000名から構成される行列が京都御所から平安神宮までを通過するメインイベントです。行列を構成しているのは全て京都市民であり、2023年時点では全11社から構成される市民組織によって運営されています。

時代風俗行列について

時代風俗行列は、明治維新時代の維新勤王隊列から延暦時代まで遡る形となっており、最後部には2基の御鳳輦が配置された神幸列、続いて白川女献花列、弓箭組列が続きます。行列にはそれぞれの時代の偉人、庶民などに扮した人物が登場し、服装・祭具・所作なども正確に再現されていることが特徴です。

開催当日の流れ

時代風俗行列は、10月22日の昼12時に御所建礼門前を出発し、午後2時半頃に平安神宮へ到着する流れになっています。なお、開催当日が雨天である場合、時代祭は翌日順延になります。有料観覧席を購入していた場合、時代祭が実施されなかった場合を除いて料金払い戻しが行われない点には注意が必要です。

<開催情報>

・お祭り名:時代祭

・開催予定日:2023年10月22日(日)

・開催時間:12:00~14:30

・開催地:京都御所、平安神宮

※時代風俗行列は京都御所より平安神宮まで巡行します。

・公式ホームページ:https://ja.kyoto.travel/event/major/jidai/

まとめ

京都では毎年様々なお祭りが開催されており、2023年には葵祭や祇園祭など大規模な祭事が平年通り開催されることが公表されています。京都四大行事のスケジュールは毎年決まっており、葵祭は5月15日、祇園祭は7月1日~31日、五山の送り火は8月16日、時代祭は10月22日が開催日です。開催日時は当日の天候や感染症対策などの理由で変更される可能性もありますので、京都四大行事にお出かけの際は当記事の開催情報にある公式ホームページのチェックをおすすめします。

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