京都で味わう極上うなぎ！おすすめの名店5選

京都は和食の名所として知られていますが、実は美味しいうなぎを楽しめる名店も数多く存在します。ふっくらとした食感の関東風、香ばしく焼き上げた関西風など、店舗ごとに異なるこだわりの味わいが楽しめます。本記事では、京都でおすすめのうなぎの名店を厳選してご紹介します！

1. 京都祇園うなぎ四代目菊川

引用：一休レストラン

名物の“一本鰻”には、目利き・立場・捌き・焼き・たれ・器といった職人の技と、京都ならではの米・出汁・京つけものまで、すべてのこだわりが詰め込まれています。特別な日のお食事や、ご宴会にふさわしい会席コースも充実。京都の風情とともに、極上の鰻をご堪能ください。

2. 炭焼きうなぎ おぜき

引用：一休レストラン

京都・上京区千本上立売に佇む「うなぎのおぜき」では、愛知県産の新鮮な鰻を使用し、独自のこだわりで焼き上げています。丁寧に蒸さず、まずは素焼きし、その後秘伝のタレをまとわせて炭火でじっくりと焼くことで、香ばしい風味と、パリッとした食感、しっかり締まった身の旨みを最大限に引き出しています。一口頬張れば、炭火の香ばしさと鰻の凝縮された旨みが広がる、至福の味わいをぜひご堪能ください。

3. 鰻・割烹 戸石

引用：一休レストラン

京都市営地下鉄・京都市役所前駅から徒歩5分の「鰻・割烹 戸石」は、鰻だけにとどまらず、日本の四季を存分に味わえる特別な一軒。「その日、美味しいものを最高の状態でご提供したい」という店主のこだわりから、鰻は全国から選び抜かれた、その時期に最も美味しい日本鰻を“活け”で仕入れ。炭火でじっくりと焼き上げる地焼き鰻は、香ばしくパリッとした食感が際立ちます。さらに、全国各地から届く旬の食材を活かした料理も充実。こだわりの日本酒・ワイン・シャンパンとともに、四季折々の味わいをご堪能ください。

4. わらじや

引用：一休レストラン

京都の風情が息づく、1624年創業の老舗【わらじや】。ここで味わえるのは、看板メニューの「うぞふすい」——長年受け継がれてきた、うなぎ料理の粋を極めた一杯です。「うぞふすい」は、輪切りのうなぎや九条ネギをたっぷりと加えた出汁仕立ての「うなべ」のスープに、ご飯や餅、野菜、卵、白焼きのうなぎを合わせた特製雑炊。香ばしいうなぎの旨味と濃厚な出汁が溶け合いながらも、あっさりと上品な味わいが特徴です。

5. 木屋町 廣川

引用：一休レストラン

うなぎ料理の名店「廣川」が、新たな食の楽しみ方を提案。これまでの“いただく”うなぎから、“自ら焼いて味わう”という、まったく新しい体験へ——。まずは、職人が丹精込めて仕立てた美しい懐石料理を堪能。“静”の時間を楽しみながら、うなぎの繊細な味わいにじっくりと向き合います。そして、メインとなるのは“動”の時間。お客様自身の手で、香ばしく炭火で焼き上げるうなぎ。その香りが立ち昇り、五感を刺激するひとときは、まさに格別。土鍋でふっくらと炊き上げた白米と、廣川秘伝のタレで仕上げる「うな丼」は、至極の味わいへと昇華します。静と動、伝統と革新が交わる、新たなうなぎの楽しみ方。ここでしか味わえない体験を、ぜひご堪能ください。

京都とうなぎの歴史

「京都でうなぎ？」と驚く方もいるかもしれませんが、実は古くから親しまれてきた食材の一つです。江戸時代初期の料理書には「宇治丸」という名前で記載があり、宇治川で獲れるうなぎが美味とされていました。興味深いことに、この「宇治丸」は、熟れずし（発酵させた寿司）の具材としても使われていたようで、今では幻の味となっています。

江戸時代に入り、うなぎの蒲焼きという調理法が普及する以前は、うなぎは寿司のネタとして活用されることが一般的でした。そして、うなぎの捌き方には地域ごとの違いがあり、「江戸の背開き、京阪の腹開き」と言われます。関西では、最初に腹開きが考案されましたが、江戸では「切腹」を連想させるため忌避され、縁起を担いで背開きが主流になったとされています。

また、関東と関西では焼き方も異なります。関東では蒸しの工程を入れることでふっくらと仕上げるのに対し、関西では蒸さずにじっくりと焼き上げることで、香ばしくしっかりとした食感に仕上げるのが一般的です。関西ではうなぎの蒲焼きを「まむし」と呼ぶこともあり、この言葉も京都のうなぎ文化の一部として根付いています。

さらに、京都に近い八幡市には「八幡巻き」という郷土料理があります。これは、八幡の名産であるゴボウを、うなぎやドジョウで巻いて焼き、甘辛いタレで仕上げたもの。現在も京都市内の川魚専門店などで提供されており、うなぎを使った伝統的な味として親しまれています。